景気と為替相場の関係

話題にされることの多い景気。
経済は色んなところで繋がっているので、誰もが景気に影響を受けています。

当然、為替相場も影響を受けています。

景気と為替の関係

お金は景気の良いところにほど流れていきやすいものです。
景気の良い国には外国からたくさんのお金が集まり、景気の悪い国からはたくさんのお金が外国に流出していきます。
このお金の移動によって為替変動が起こります。

例えば、日本の景気が良くなったとします。
すると日本の企業は、従業員を増やしたり店舗や工場を増やすなどして、ビジネスをもっと大きくしようとします。
景気が良ければ成功する確率も高まりますので投資する企業が増えます。

これは日本国内の企業だけが考えるのではなく、外国企業も同じ事を考えます。
「日本でビジネス展開すれば儲かる」と思えば、外国企業も日本のビジネスに参入してきます。
誰だってより高い勝算が見込めるところで勝負しようとします。

外国企業が日本でビジネス展開するには、日本円を用意する必要があります。
そのため、外国通貨から日本円への両替が行われ、円高になりやすくなります。

逆に景気が悪くなると、反対のことが起こります。
外国企業が日本から撤退するだけでなく、日本企業も外国でビジネス展開したほうが勝算が高いと思えば、日本企業までも外国へ行ってしまいます。
すると、多くの資金が外国へ流出することになるので、円安になりやすくなります。

景気はどうやって確認する?

日本国内の景気であれば、ちょっと意識していれば日常生活でもある程度のことが分かります。
テレビや新聞、インターネットのヤフーニュースでも、景気についての情報は多いです。
これらの情報も十分に参考になります。
ただ外国のこととなると情報量は少なくなるので、日常生活だけでは情報が仕入れにくいです。

では、各国の景気をどうやって確認するのかというと、各国の「GDP」を確認するのが基本です。
GDPとは、国内で1年間に新しく生産されたモノやサービスの付加価値の合計額のことです。
このようにいうとややこしいのですが、要は国の経済力を示しているものです。
GDPの伸び率のことを、経済成長率ともいいます。
GDPは、その金額よりも推移に注目されることが多いです。

GDPのメリットは、具体的な数字で景気の情報を知れることです。
景気が良い、悪い、という情報だけだと具体的なことが分かりにくかったり、他国との比較がやりにくいこともあります。

デメリットは、発表のタイミングが遅いことです。
発表される数字は、「今」のデータではなく、「数ヶ月前」のデータになります。
とはいえ、GDPの発表によって投資家が反応し、それが為替変動の要因にもなるので見逃せないデータです。
それだけGDPには多くの投資家が注目しているということです。