チャートの見方
チャートとは過去の値動きをグラフにしたものです。
過去の値動きから為替がどちらの方向に動いているのか把握できるので、今後の動きを予測する手がかりになります。
実際、多くの方がチャートをチェックしながら取引を行っており、テクニカル分析の基本中の基本です。
FXを始めて間もない方は、絶対に覚えておきたいポイントです。
ローソク足チャート
上図は、外為どっとコムのチャートです。
横軸は時間帯、縦軸は値段を示しています。
チャートの形式にも色々あるのですが、多くのFX業者でこの形式のチャートが採用されています。
一定期間の値段を示す棒がローソクのように見えることから、ローソク足チャートと言われています。
1つ1つのローソクは、各時間帯の値動きを示しています。
時間帯は次のような種類に変えることが出来ます。
<時間帯>1分、5分、15分、60分、1日、1週、1ヶ月、1年
時間帯によって、ローソク足の名称は変わります。
分単位のものは「○分足(例:1分足)」、1日だと「日足」、1週だと「週足」、1ヶ月だと「月足」、1年だと「年足」となります。
上図チャートは、1日毎に区切られているので日足となります。
ローソク足の見方
ローソク足では、各時間帯の「始値」「終値」「高値」「安値」を示しています。
始値 ・・・ 開始時の値段
終値 ・・・ 終了時の値段
高値 ・・・ 最も高い時の値段
安値 ・・・ 最も安い時の値段
ローソク足には「実体」と言われる部分と、「ヒゲ」と言われる部分があります。
始値と終値の間が「実体」、実体から高値(安値)に向かって伸びている線を「ヒゲ」といいます。
始値より終値のほうが高ければ「陽線」、始値より終値のほうが安ければ「陰線」といいます。
陽線・陰線の色は、業者によって異なります。
ローソク足から為替変動を予測
値動きには一定の傾向があるので、ローソク足の形から次の値動きがいくつかのパターンに当てはまることが多いと言われています。
※あくまでも傾向であって、必ずこの通りになるものではありません。
<ヒゲがない>
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上昇している。
今後も上昇する可能性は高い。
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下降している。
今後も下降する可能性は高い。
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<上に長いヒゲを持つ>
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上昇した後、下降している。
今後も下降する可能性が高い。
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<下に長いヒゲを持つ>
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下降した後、上昇している。
今後も上昇する可能性が高い。
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<実体がない>
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始値と終値が同じ。
それまでの方向から、転換することが多い。
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実体やヒゲの長さは勢いを示しているものなので、形だけでなく長さも判断材料に加えるといいでしょう。