リスクを回避する取引方法

FXにはリスクはつきものなのでリスクをゼロにすることは出来ませんが、リスクを低く抑える方法ならあります。
特に始めのうちは、極力リスクを低く抑えた形で安全に取引を行いたいものです。

それでは、リスク回避の方法をいくつか紹介していきます。

注文方法を活用して損失額を限定させる

リスク回避として、最も効果的なのは様々な注文方法を使いこなすことです。

中でも逆指値注文は、損失額を限定させることができるので、リスク回避に非常に有効です。
相場が予想と反対に動いても、自分の指定した値段になった時点で自動的に決済が行われるので、損失の拡大を防げます。

逆指値注文は、大体どの業者でもできますが、トレール注文などは扱っていない業者も多いので重宝です。
注文方法には、リスク回避の面だけでもなく利益を確定させるためのものもあるので、是非とも覚えておきましょう。

複数の通貨を持つ

1つの通貨ペアに絞って取引を行うよりかは、複数の通貨ペアで取引を行ったほうが、分散投資になるのでリスクは軽減されます。
ただ、分散投資といっても、同じような値動きをする通貨を複数持っても、あまりリスク回避にはなりません。

値動きの特徴としては、同じ地域の通貨は同じような動きをする傾向にあります。
グループに分けると、次のようになります。

<オセアニア>
豪ドル(オーストラリアの通貨)、NZドル(ニュージーランドの通貨)

<北米>
米ドル、カナダドル

<ヨーロッパ>
ユーロ、英ポンド(イギリスの通貨)、スイスフラン

値動きにはこのような傾向があるので、同じような値動きをする豪ドルとNZドルの両方を持っても、あまりリスク回避にはなってくれません。
異なる値動きをする通貨(米ドルとユーロなど)を持っていたほうがリスク回避になります。

特にスワップ派の場合、「スワップ金利が目的だったのに為替変動で逆にマイナスになってしまった」というのはよくある例です。
こういった場合には、リスク回避のために、異なる値動きをする通貨を持つのもいいかもしれません。

取引金額を少なくする

ごく当たり前のことですが、取引金額を少なくすればリスクも小さくなります。
もちろん、利益も小さくなってしまいますが、損失も小さくなります。
FXを始めてやる場合などは、少ない取引金額で始めるのがいいでしょう。

ただ、少ない取引金額で始めるといっても、少ない証拠金でレバレッジの設定を高くするのではありません。
高レバレッジの設定をすることによって、早めのロスカットに引っかかるということもありますが、ここで紹介したいのは、取引金額自体を小さくしてしまうということです。

取引には通貨単位が定められており、一般的には1万通貨からの取引になります。
米ドルを扱うのであれば、1万ドル(100万円相当)からの取引ということです。

ただ、業者によっては、もっと少ない通貨単位で出来るところもあり、1,000通貨単位での取引が出来る業者もあります。
1,000通貨になれば、先ほどの米ドルも1,000ドルとなり、10万円程度の取引金額になります。

これなら取引金額が少ない分リスクも小さくなりますし、2,3倍くらいの低いレバレッジを活用したとしても、自分で用意する証拠金は僅か3~5万円程度で取引を行うことが出来ます。

両建てはなるべく避ける

両建てとは、1つの通貨ペアで「買い」と「売り」の両方のポジションを持つことです。
米ドル/円の通貨ペアであれば、この通貨ペアで買いポジションも売りポジションも建ててしまうということです。

両方持つことで、どちらかのポジションで損失を負ったとしても、もう片方のポジションで利益が発生します。
しかし・・・損失は発生しませんが、利益も発生しません。
むしろ取引を行うことによって、手数料だけ取られているようなものですので、両建てはなるべく行わないほうが良いでしょう。

ただ一応、リスク回避としての使われ方もあるようなので、どのように使われているか紹介します。
使われ方としては、初めから新規で両建てのポジションを建てるのではなく、途中から両建てにします。

例えば、買いポジションを建てたものの急落してしまったとします。
急落しても、ある程度の時間が経てば、また同じような値段に戻ることはよくあることです。
だから、ポジションは決済せずに保持しておきたいと考えます。

しかし、さらに落ちる可能性もあるわけです。
ポジションを保持することもリスクなわけです。
ですので、リスク回避のために、売りポジションを建てるといった使われ方です。

ですが、今度は「いつ売りポジションを外すか?」という問題も発生するわけです。
結局のところ、決済するタイミングを延長しているだけなので、あまりメリットはないと言えるでしょう。

なお、両建てを禁止している業者も多いです。