売られすぎ・買われすぎを示す「RSI」

「RSI」は、Relative Strength Index(相対力指数)の略で、過去の値動き幅に対する上昇割合をグラフで表したテクニカル指標です。
最小が0、最大が100で、30(20)%を下回ったら「売られすぎ」、70(80)%を超えたら「買われすぎ」のサインです。

まずはカスタマイズ

通常のパラメーターは「14」ですが、今は「9」を使うのも一般的です。
この数字は過去の値動き平均を参照する際の日数(ローソクの本数)で、長くするほど慎重で鈍感になり、短くするほど感度が高く振幅が大きくなります。

「7」や「5」を使う人もいますが、敏感すぎて「騙し」も多くなりますので、ご自身のトレーディングスタイルに合ったパラメーターを設定して下さい。

基本的な使い方は逆張り

「売られすぎ」て値が下がったら買い、「買われすぎ」て値が上がったら売るという、単純な使い方です。
RSIが30以下になったら買いサイン。
慎重を期すなら20以下まで待ちます。

失敗しないコツは、「20になったから買い!」と慌てないこと。
グラフが下向きに落ちている時ではなく、傾きが平らになり、更に上に向かって回復しそうなのを見極めてからにしましょう。

その後は値上がりを待ち、RSIが70を超えてからが売り場です。
ここも同様に、グラフが下向きに落ち始めたのを確認してから利益を確定します。

レンジ相場向き

逆張り用のテクニカル指標に共通のことですが、一方的なトレンドが発生している時には慎重な運用が必要です。
大相場の時は、80以上に張りついたまま上がり続けてしまう、20以下に張りついたまま下がり続けてしまうという事も起こりがちです。
RSIは、ある程度安定したレンジ相場で、的確な「値ごろ感」を見つけ出すのを得意とする指標なのです。

しかし、トレンド相場でも全く出番が無いわけではありません。
大相場もいつかは終わります。
その時には、上下に張りついていたRSIが反転し、相場の転換点を教えてくれるのです。
「騙し」に乗らないよう、他のテクニカル指標も併せて参考にしましょう。

RSIの計算方法

WilderのRSI(1978年に作られたオリジナル)
RSI = N日間の値上がり幅平均 ÷ (N日間の値上がり幅平均 + N日間の値下がり幅平均) × 100

または、CutlerのRSI(WilderのRSIを単純平均に置き換えたもの)
RSI = N日間の値上がり幅合計 ÷ (N日間の値上がり幅合計 + N日間の値下がり幅合計) × 100

Nは任意の数を使用し、通常は「14」です。
値上がり幅、値下がり幅の計算は、前日と当日の終値の差を使用します。