利食いと損切りのタイミング

「ポジションの取得タイミング」以上に悩むのが、「ポジションの決済タイミング」ではないでしょうか。
将来的に上昇・下降する可能性はどちらもありますし、かといってずっと先伸ばしにするわけにもいきません。

ここでは、利食いと損切りのタイミングについて説明します。

利食い・損切りとは?

利食いとは、利益が出るときにポジションを決済することをいいます。
<例> 1ドル=100円時に購入したドルを、110円時に決済。

損切りは、利食いの反対の意味で、損失が出るときに決済することです。
<例> 1ドル=100円時に購入したドルを、90円時に決済。

決済のタイミングが難しい

利食い・損切りは、どのタイミングで行うか迷うところです。

利食いについて言うと、理想で言うなら相場のピークまで待って決済するのがいいのですが、将来のことは分からないのでタイミングを迷います。
決済を行っても、結果的にもっと上がれば「決済が早すぎた」と思うでしょうし、下がれば「もっと早く決済しておけば」と後悔することになります。

そして、利食いよりもっと難しいのが損切りです。
利食いは利益が出ているときの作業なので、言ってみれば嬉しい悩みのようなものですが、損切りは損失額を決めるので嫌な作業です。
損切りをしてしまうと損失は確定してしまいますし、しなかったら損失がもっと広がる可能性もあります。

利食い急ぐな、損急げ

利食い・損切りをどのタイミングで行うかいうことですが、利食いは遠めに損切りは近くにポイントを置くことが望ましいです。
「利食い急ぐな、損急げ」というFXの格言があるくらいです。

利食いを行う時というのは、相場が自分の予想通りに動いているということですから、何も急ぐ必要はありません。 予想を信じて相場のトレンドをじっくり見極めれば良いのです。
トレンドに乗り切らないうちに決済してしまうと利益を縮小させてしまうだけですし、タイミングが多少遅れても利益が少し減るくらいです。

逆に、損切りは自分の予想が外れているわけですから、そのポジションには固辞せず早めに決済をしてしまったほうが無難です。
そのままにしておくと、被害が広がってしまう可能性があります。

相場というのは上がったり下がったりの繰り返しですから、損切りを先延ばしにすることで元の価格まで戻ることもあります。
でもこのやり方は、いつかは痛い目に合う可能性が極めて高いです。
例え勝敗が1勝9敗だったとしても、1回当たりのマイナスが小さければトータルでプラスになることもあるのですから、失敗から成功に持って行こうとするより失敗を大失敗にしない方が賢明です。

利食い・損切りは心理に影響されやすいせいか、タイミングが逆になってしまうことが多いと言われています。
利益が出ているときは「今より下がると嫌だから決済しよう」、損失が出ているときは「損はしたくないので回復するまで待とう」という気持ちになりやすい傾向があります。

心理面に惑わされないためにも、ポジション取得時の段階から前もって、「利食い急ぐな、損急げ」を意識しておいたほうが良いでしょう。