トレンド分析とオシレータ分析

テクニカル分析は、「トレンド系」と「オシレーター系」に大きく分類されます。

トレンド系分析

トレンド(順張り)系は、「上がり傾向だから、そのトレンドに乗って買おう」「下がっているなら、更に売っていこう」という考え方です。
既に高値であっても、上昇トレンドが続いているのならば「トレンドが変わるまでは買い」であり、歴史的な安値であっても「シグナルが反転するまでは売り」となります。

指標が表すのは『上昇トレンド』と『下降トレンド』であり、売買タイミングはトレンドが入れ替わったところになります。
つまり上昇トレンドの間は買い続け、トレンドが下降に変わった時に売り抜け、そして下降トレンドが続く限り売り続けます。

大きいトレンドが長く続く相場に強いため、目先の小動きにとらわれないスタイルや、中長期の投資に向いています。
逆に、シグナルが出るのが遅い傾向があるため、上下幅が小さく上昇・下降を短期間に繰り返すボックス相場には向いていないでしょう。

代表的な指標:「移動平均線」

オシレータ系分析

オシレーター(逆張り)系は、「上がり過ぎたから下がるだろう」「ここまで下がったら反騰するだろう」という考え方です。
高値になれば「買われすぎを警戒して下がる」のを期待し、安値になれば「売られすぎから買いに転じる」動きに乗ろうとします。

指標が示すのは、『過去の平均的な買われ具合』と『直近の買われ具合』であり、直近の買われ具合が平均より突出している場合に、平均に戻ろうとするタイミングを捉えて売ります。

上がったものは下がるという思想に基づいていますので、上下幅の決まったボックス相場や、短期的な売買を繰り返すスタイルなどに向いています。
その一方、大きなトレンドが発生してレンジを破られることもありますし、シグナルが敏感すぎてだましが出やすい傾向もあります。
細かい相場の動きに即応できる方に向いているでしょう。

代表的な指標:「RSI」「ストキャスティクス」

合体系

両方を合わせたものもあります。

例えば、「既に高値なのに買いトレンドのサインが出た」場合、トレンド系は「買い」ますが、高値で買っても上値が限られるのではないかというのが一般的な感想でしょう。
そこで、高値で出た買いサインは買うのを避け、安値で出た買いサインだけ買うという慎重かつ合理的な考え方です。

代表的な指標:「MACD」

使い方によるもの

全く逆の見方をすることで、トレンド系にもオシレーター系にもなるものがあります。

代表的な指標:「ボリンジャーバンド」

その他

トレンド系やオシレーター系の要素は含みますが、根本的なアプローチが違うものがあります。

代表的な指標:「一目均衡表」

注意点

なお、全てのテクニカル分析は、「過去の動きから未来を予測する」ものです。
過去に起こっていない大きなトレンドやアクシデントの前には全く無力ですので、過信しないようにしましょう。